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2023 年度 研究成果報告書

水面直下にニッチをもつ昆虫の疎水性-親水性超微細リング構造の生理・生態学的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06071
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39050:昆虫科学関連
研究機関東京農業大学 (2023)
浜松医科大学 (2020-2022)

研究代表者

高久 康春  東京農業大学, 農学部, 教授 (60378700)

研究分担者 針山 孝彦  浜松医科大学, 光尖端医学教育研究センター, 特命研究教授 (30165039)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード電子顕微鏡 / 高真空 / 水性生物 / NanoSuit
研究成果の概要

生物体表を介した空気や水の界面とのバランスのとれた関係は生存のために不可欠であり、それぞれのニッチの中で進化上ほぼ最適化されている。水面上で生活しているアメンボは、疎水性の脚により水面に立ち素早く滑走することができる。水中生活をおくるゲンゴロウは親水性の体表構造や疎水性の物理的鰓をもち、その特性に注目した研究がなされている。しかし水面直下をニッチとする生物の研究は皆無であった。本研究では、水面直下にのみ生活域をもつ生物が、如何なるメカニズムにより水環境との関係を制御しているのかを、生きたまま電子顕微鏡観察できるNanoSuit法を中心とした形態解析、高速度撮影による運動解析法などから解明した。

自由記述の分野

形態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

水面直下の生物に注目した研究は国内外ともに無かった。さらにNanoSuit 法により、生きたまま生物試料を高分解能観察する技術は、これまでの観察結果を正確にするだけでなく、生命現象そのものについて新たな超微形態的知見を与えることは明白であり、注目昆虫および解析法の両者ともに学術的意義がある。また、本研究による新規知見は、生命科学全体に新たな視点を与え、農学・生物学・医学などの生命科学分野にこれまでにない新機構を提案するとともに、バイオミメティクス研究の推進にも貢献できる。

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公開日: 2025-01-30  

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