トビムシ類 1個体からの全ゲノムショットガン法(WGS)用の「ライブラリ調整プロトコルを確立した。このプロトコルにより、3種5個体のミトゲノム配列が決定された。すでに公開されている 31 配列と併せて分析したところ、16S RNA 遺伝子上に、トビムシ類で広く保存されている領域を同定することが出来た。この領域は、以前に Saitoh et al. (2016, Genome) で発表されたメタバーコーディング用PCRプライマーの一組と同じ領域であったが、一部の分類群では配列のミスマッチがあったことが明らかとなった。これに対応し、増幅の偏りを改善する縮重プライマーを設計することが出来た。
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