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2020 年度 実施状況報告書

地域再生に資する「祭祀の場」と「公的な場」との統合的マネジメント手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K06109
研究機関大阪府立大学

研究代表者

上甫木 昭春  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 客員研究員 (70152858)

研究分担者 川田 佳子 (押田佳子)  日本大学, 理工学部, 准教授 (10465271)
上田 萌子  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (10549736)
角野 幸博  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (90248120)
大平 和弘  兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90711169)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード丹波地域 / 小規模集落 / 地域活動 / 実施主体
研究実績の概要

本年度は、丹波地域の社会動向として、丹波篠山市(19校区、279集落)、丹波市(25校区、299集落)における、人口構成、世帯数などを把握し、小学校単位での集落の小規模化の現状を把握した。そして、各校区のまちづくり協議会への地域活動の実態との関係性を探った。地域活動の実態は、コミュニティ形成に係わる活動(伝統的なまつりなど9活動)、環境性能の維持に係わる活動(川の動植物現況調査など12活動)、生業の活性化に係わる活動(放棄林の現況調査など7活動)の実施程度(全域実施、一部地域で実施、実施していない)と実施主体(集落単独で実施、近隣集落と合同で実施、校区全体で実施)を把握したものである。
その結果、地域活動は3グループに分類され、実施程度や実施主体の特性とともに、地域活動の相互の関連性が明らかになった。一方、高齢化率と世帯数による集落のランク分けより、丹波地域の校区単位での小規模集落化は4分類され、小規模集落化により実施程度や実施主体への影響が著しい地域活動などが明らかになった。
以上のように、丹波地域において小規模集落化に伴う地域再生のあり方を探る視点として、各校区で実施されている様々な地域活動間の関連性や現在および将来の実施主体の動向、小規模集落の影響が懸念される地域活動などが有用な知見として確認された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ渦の中で、現地でのヒアリング調査が予定通り実施できず、当初予定していた具体的な「祭祀の場」と「公的な場」における地域活動を把握できていない状況にある。

今後の研究の推進方策

感染対策を取りながら、現地でのヒアリング調査などを実施し、代表的な「祭祀の場」と「公的な場」の抽出とその空間形態を把握するとともに、そこでの地域活動の実施時期や運営方法などを把握する。その結果を踏まえて、地域住民への意識調査の内容を検討していきたい。

次年度使用額が生じた理由

コロナ渦で、現地でのヒアリング調査が予定通りできなかったことよる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 丹波地域の小学校区における地域活動の実態と小規模集落との関係2021

    • 著者名/発表者名
      上甫木昭春、角野幸博、門上保雄、上田萌子
    • 雑誌名

      ランドスケープ研究

      巻: 84巻5号 ページ: 印刷中

    • 査読あり

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公開日: 2021-12-27  

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