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2021 年度 実施状況報告書

地域再生に資する「祭祀の場」と「公的な場」との統合的マネジメント手法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K06109
研究機関大阪府立大学

研究代表者

上甫木 昭春  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 客員研究員 (70152858)

研究分担者 川田 佳子 (押田佳子)  日本大学, 理工学部, 准教授 (10465271)
上田 萌子  大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (10549736)
角野 幸博  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (90248120)
大平 和弘  兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90711169)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード丹波地域 / 小規模集落 / 地域活動
研究実績の概要

本年度は、丹波地域の神楽地区と福住地区において、地域活動への参加状況や公的な場・祭祀の場の関わり等について、全世帯(神楽470世帯、福住662世帯)を対象としたアンケート調査を実施した。具体的な設問項目は、居住者属性、校区の環境に対する意識、地域活動への参加状況と意識、固有な行事や活動との関わり方などであり、回収率は、神楽38%、福住28%であった。
その結果、神楽地区では、豊かな自然環境や住みやすい住居などが魅力となっており、また空家の利活用や生物環境に対する移住者の意識が高いことが分かり、今後魅力の情報共有や発信が重要であるといえる。福住地区では、伝統的な街並みや暮らしのサポート体制などが高評価であり、また伝統的なまつりが移住者にも重要な活動となっていることが分かり、今後文化財を活かした取り組みの展開が必要であるといえる。
さらに、両校区共通して、防災活動や高齢者活動などコミュニティ形成に関する活動については、現状の参加状況は高くないものの、今後の参加意向は増大する傾向にあり、重要度も高いことが分かり、今後どのように参加を促すのかが課題であるといえる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍を受けて、現地で地域住民に直接のヒアリング調査が実施できておらず、アンケート調査などに留まっている。

今後の研究の推進方策

アンケート調査結果を踏まえ、現地でのヒアリング調査を感染対策を取りながら実施し、代表的な「公的な場」と「祭祀の場」の抽出と空間形態や管理運営の実態などを詳細に把握していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍で、現地でのヒアリング調査などができなっかたことによる。次年度は、感染対策をしながら、ヒアリング調査なども可能な限り実施していきたい。

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公開日: 2022-12-28  

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