研究課題/領域番号 |
20K06109
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
上甫木 昭春 大阪公立大学, 大学院農学研究科, 客員研究員 (70152858)
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研究分担者 |
川田 佳子 (押田佳子) 日本大学, 理工学部, 准教授 (10465271)
上田 萌子 大阪公立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (10549736)
角野 幸博 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (90248120)
大平 和弘 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90711169)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 丹波地域 / 小規模集落 / 地域活動 / 祭祀の場 / 住民交流 |
研究実績の概要 |
今年度は、丹波地域の44校区の中で、地域づくりへの取組と集落の小規模集落化の進行程度に着目して4校区を選定し、地域活動への参加状況に関するアンケート調査を整理した。その結果、地域活動の活発化には、集落の小規模化の進行程度といった潜在的な課題と、その課題に対応するための地域づくりへの取り組みといった居住地特性に加え、地元住民と移住者との相互交流といった居住者特性を活発化することが寄与することが再認識できた。また、地域住民と移住者との相互交流は、神社などでの伝統的なまつり、公民館や小学校などでの住民同士の懇親会やスポーツレクリエーションなどで醸成される可能性が高いことが分かった。したがって、上記のような地域固有の場を、地域の交流拠点としてさらに活用していくことが、環境性能の維持および生業の活性化などに寄与する地域活動の活発化にも繋がっていくことが期待できることが分かった。その研究成果を、環境情報科学論文集に投稿した。 また、これまでの科研費研究において実施してきた類似の調査研究の成果をもとに、関係する多分野の研究者と研究会を開催し、祭祀一体の緑から地域の健全な暮らし方を探った。具体的には、「始祖的な祭祀の場の現状と課題」、「都市域における祭祀の場の存続状況」、「現代社会における祭祀の場の役割」として論述整理し、それらの内容を「神宿る隣の自然」として刊行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍で、丹波地域の住民に対する直接的なヒアリング調査が困難であり、当初予定した調査が出来ていない部分があった。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は、丹波地域に留まらず、「祭祀の場」と「公的な場」との統合的な活用事例を広く収集整理し、地域での展開方法を探っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により、現地での調査が実施できなかったことなどにより、使用額が減額となった。
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