研究課題/領域番号 |
20K06151
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人森林研究・整備機構 (2022) 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 (2020-2021) |
研究代表者 |
岩崎 健太 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (70723047)
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研究分担者 |
下田 星児 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 北海道農業研究センター, 上級研究員 (80425587)
南光 一樹 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (40588951)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 防風林 / 風食 / 減風効果 / ジャガイモ緑化 / リモートセンシング / 無人航空機 / スマートデバイス / 数値表層モデル |
研究成果の概要 |
数値表層モデルから求めた畝の高さを風食の空間分布の指標とする新たな解析手法を考案した。無人航空機およびiPad LiDARを用いた調査に本手法を適用することで、防風林の風食防止効果を高解像度で可視化できた。ジャガイモ緑化に対する防風林の効果は、イモのできる深度が浅い品種ほど大きくなることが示唆された。現地観測と風洞実験の結果から、気象条件や林帯構造が異なる場合における畝の風食防止に対する防風林の効果を予測できるモデルを構築した。
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自由記述の分野 |
森林気象学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
防風林による風速低下が、畝の風食を防ぎ、ジャガイモ緑化を防止するという本課題で解明した現象は、今まで知られていなかった防風林の効果であり、森林科学と作物学の境界領域にある防風林に関する学術的知見を深められた。また、畝の高さを指標とした解析手法は、リモートセンシングによる風食研究で幅広く活用できる。本成果の社会的意義は、地域住民に対する防風林の効果の説明に活用され、耕地防風林減少という問題の解決に貢献できることにある。
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