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2023 年度 実施状況報告書

グラフィカルユーザインタフェースを利用した表明選好法の活用基盤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K06251
研究機関北海道大学

研究代表者

合崎 英男  北海道大学, 農学研究院, 准教授 (00343765)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード表明選好法 / R / Rコマンダー
研究実績の概要

第1の課題であるチュートリアルの作成については、海外の研究者とも協力しながら、コンテンツの作成ならびに編集面での技術的検討を中心に作業を進めた。第2の課題であるRコマンダー用プラグイン・パッケージの開発については、Case 3 Best-Worst Scaling向けパッケージRcmdrPlugin.BWS3を開発してRの公式リポジトリであるthe Comprehensive R Archive Network(CRAN)から公開した。同パッケージを含め、これまでに開発した5つのRコマンダー用プラグイン・パッケージの機能の追加と利便性の向上を図った改良版を公開した。Rコマンダー用プラグイン・パッケージ向けマニュアルの作成も進めた。第3の課題である既存のRパッケージの改良については、二肢選択形式仮想評価法と離散選択実験用の人工回答生成関数を開発し、それぞれ仮想評価法向けパッケージDCchoiceと離散選択実験向けパッケージsupport.CEsに登載して公開した。support.CEs については、RcmdrPlugin.DCEの機能拡張に合わせて必要となった改良も加えた。Case 3 Best-Worst Scalingの例データを当該手法向けパッケージsupport.BWS3に含めて公開した。第4の課題である関連するパッケージを活用した実証研究の推進と成果の普及については、これまでに取り組んできた成果を整理して学会報告した。学会報告を通じてパッケージへの要望の把握や意見の交換を行うことができた。これらの要望把握・意見交換に加えて、実証研究の支援やパッケージ利用者からの問い合わせ対応を通じて得た知見を、パッケージの改良につなげることができた。開発したRコマンダー用プラグイン・パッケージに関する論文を取りまとめる作業を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

パッケージの開発・改良に関する課題については、予定していた全てのRコマンダー用プラグイン・パッケージを公開することができた一方、学会報告を通じて他の研究者らに紹介することができた。また、既存パッケージも含めて、機能の追加や利便性の向上のための改良を進め、それらを反映した改良版を公開することができた。他方、チュートリアルの作成については、海外の研究者と協力して作業を進める一方、新たにRコマンダー用プラグイン・パッケージ向けの作成にも着手したが、Web公開まで進むことができなかった。さらに、これまでの取り組みの成果をまとめた論文の執筆も進めてきたが、年度内に原稿を完成・投稿することができなかった。パッケージ開発関連の課題は順調に進んだ一方、チュートリアルと論文について年度内に完了できなかった点を踏まえて、上記の区分の評価とした。

今後の研究の推進方策

チュートリアルと論文については次年度のできるだけ早いタイミングでそれぞれ公開と投稿ができるように作業を進める。パッケージについては利用者からのフィードバック等も踏まえながら、利便性の向上を中心に改良を進める。

次年度使用額が生じた理由

論文の英文校正および掲載料として確保していた予算であったため、論文を投稿できず次年度使用となった。論文の英文校正および掲載料として使用する計画である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] 西オーストラリア大学(オーストラリア)

    • 国名
      オーストラリア
    • 外国機関名
      西オーストラリア大学
  • [学会発表] 表明選好法向けRcmdrPluginシリーズの開発2024

    • 著者名/発表者名
      合崎英男
    • 学会等名
      日本農業経済学会
  • [学会発表] R Commanderを基盤とした表明選好法向けGraphical User Interfaceの開発2023

    • 著者名/発表者名
      合崎英男
    • 学会等名
      日本農業経営学会

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公開日: 2024-12-25  

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