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2023 年度 研究成果報告書

有機農業のバイオエコノミックモデル分析と環境農業直接支払いの政策評価

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06260
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41010:食料農業経済関連
研究機関滋賀県立大学

研究代表者

増田 清敬  滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (20512768)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードバイオエコノミックモデル / 有機農業 / 環境農業直接支払い / ライフサイクルアセスメント
研究成果の概要

本研究は,環境保全型農業直接支払いの下でわが国の水田農業経営が有機水稲を導入するか否かを調査した.分析にあたり,最大化すべき経済目的関数と最小化すべき環境目的関数を持つバイオエコノミックモデルを作成した.環境目的関数は,ライフサイクルアセスメントを用いて定式化された.多目的最適化分析の結果,有機水稲は所得を増大する一方で必ずしも環境を改善するとは限らないことから,水田農業経営においてその導入が制約されるかもしれないことが明らかになった.また,環境保全型農業直接支払いの制度設計改善に関して政策的示唆を与えた.

自由記述の分野

環境経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果の学術的意義は,経済・環境両面を考慮した多目的最適化モデルを用いて,わが国の水田農業経営における有機水稲の導入可能性について定量的に明らかにしたことにある.また,本研究成果の社会的意義は,多目的最適化分析の結果に基づき,現行の環境保全型農業直接支払いの制度面での改善点について政策的示唆を与えたことにある.

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公開日: 2025-01-30  

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