研究課題
基盤研究(C)
日本全国で行われている農業関連分野における大学・地域連携の実態や課題・ニーズ等の把握・検証を目的として、大学・地域連携における主たるステークホルダーである大学や地方自治体(市町村)、地域住民等の関係者を対象としたアンケート調査やインタビュー調査等を行い、大学・地域連携の実態解明のための情報収集・分析を行った(主たる対象エリア:奈良県、福島県、愛媛県等)。さらには、農業関連分野の大学・地域連携の取り組み推進に向けた課題・対応方策の特定化、最適化手法の分析・考案を行った。
農業経済、農村計画
我が国では、人口減少や高齢化の進展、働き手の減少等によって、特に地方部において産業の衰退が進行している。このような中、農業関連分野における大学・地域連携は、地方部が有する農的な地域資源の保全・利用や、地域産業の再生・振興、大学における研究・教育の質の向上を一体的に行うための有効な手段であり、地域の持続性を高める、農学分野の研究・教育を発展させるといった観点からもその普及・推進が望まれる。