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2022 年度 研究成果報告書

熱産生細胞の分化制御と体温調節におけるCREG1の役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06450
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42030:動物生命科学関連
研究機関中部大学

研究代表者

山下 均  中部大学, 生命健康科学部, 教授 (20342967)

研究分担者 後藤 亜由美  中部大学, 生命健康科学部, 助手 (20780969)
竹内 環  中部大学, 生命健康科学部, 講師 (90392018)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードCREG1
研究成果の概要

褐色脂肪と骨格筋は共通の幹細胞系譜から分化派生する熱産生組織として体温や代謝調節において重要な役割を果たす。本研究では、内分泌因子CREG1の骨格筋における役割と褐色脂肪熱産生による肥満抑制における重要性について検討した。その結果、CREG1は骨格筋細胞の分化促進に関与し、AMPKの活性化を介して骨格筋の糖取込みを促進し筋再生に重要な役割を果たすことが強く示唆された。また、CREG1による褐色脂肪化の促進と抗肥満作用の発現には熱産生タンパク質UCP1が不可欠であることが明らかとなった。

自由記述の分野

分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

褐色脂肪と骨格筋による熱産生は、ヒトを含む恒温動物の体温調節とエネルギー代謝において必須の生理機能であり、その衰えは肥満やメタボ、あるいは筋萎縮(サルコペニア)の原因となり老化を加速する。本研究は内分泌因子CREG1がこれらの主要な熱産生組織の分化や機能に重要な役割を果たし、加齢性代謝疾患の予防・改善のための標的分子となることを初めて明らかにしたものであり、体温調節/エネルギー代謝の分子調節機構に関する理解と研究分野の発展に資するものと思われる。また、超高齢社会における健康長寿をめざす我が国において社会的意義の高いものと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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