研究実績の概要 |
Adamtsl2 遺伝子にナンセンス変異をもつミュータントマウスについて、 性成熟に達したことの指標である膣開口時期を野生型マウスと比較したところ、ミュータントマウスは平均膣開口の日数が遅れている傾向が認められた。また、3週齢の卵巣についての組織学的解析により、ミュータントマウスでは卵胞発育の遅延が予想された。一方、5週齢以降の卵巣の卵胞発育には顕著な差は認められなかった。さらに、3週齢のミュータントマウスの下垂体におけるAdamtsl2, Gh, Fshb, Lhb遺伝子の発現量を野生型マウスと比較したところ、Adamtsl2だけでなくFshb遺伝子の発現が著しく低下していることが確認された。
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