• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

改良型バルク法による新規本態性振戦モデルラットの原因遺伝子の同定

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K06479
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42040:実験動物学関連
研究機関国立研究開発法人国立国際医療研究センター

研究代表者

岡村 匡史  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 実験動物管理室長 (00333790)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード本態性振戦 / ラット / 次世代シークエンサー / バルク法
研究成果の概要

申請者は、自家繁殖していたラットにおいて、全身性に動的振戦を呈する個体を偶然発見した。本研究では、従来の染色体マッピングに用いられる交雑群を必要としない、次世代シークエンサーを用いた全ゲノム解析により短期間でその原因遺伝子を同定した。発見当初は本態性振戦モデルラットとして有用であると考えていたが、原因遺伝子の機能を考えると全身性に代謝異常を引き起こし、様々な症状を呈しヒトの未診断疾患のモデル動物になると期待された。今後、ヒトの新規疾患の診断に役立つ情報を提供するために、本研究で同定した遺伝子の生体での機能をさらに明らかにしていく予定である。

自由記述の分野

実験動物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

臨床的な所見を有しながら通常の医療の中で診断に至ることが困難な患者(未診断疾患患者)は、多数の医療機関でも診断がつかず、原因もわからず、治療方法も見つからないまま様々な症状に悩まされている。ヒトの疾患において、約7,000-9,000種類あるとされる単一遺伝子疾患のうち3,000余りは未だに原因遺伝子が同定されていない未診断疾患である。ヒトの未診断疾患においては、他の疾患以上にモデル動物の情報が必要とされている。本研究で用いたモデルラットは、ヒトの未診断疾患のモデル動物になると期待され、本研究が発展することで未診断疾患患者の診断および治療法の開発に大きく貢献することが期待される。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi