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2023 年度 研究成果報告書

免疫チェックポイントを阻害する、人工抗体分子の迅速設計と調製

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06516
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43020:構造生物化学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

宮武 秀行  国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 専任研究員 (50291935)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード免疫チェックポイント / PD-1/PD-L1 / 人工抗体タンパク質 / 低分子阻害剤 / in-silicoスクリーニング / 抗がん剤
研究成果の概要

がんは1980年代から、我が国の死亡原因の第1位である。近年、急速な高齢化に伴い、その患者数は増え続けている。がんの治療方法としては、手術、抗がん剤、放射線療法が3本の柱であったが、近年、本庶佑教授らが開発した、オプジーボなどによる、がん免疫療法が第4の柱となりつつある。一方、オプジーボなどは抗体医薬品であり、高額な薬価、低侵襲性、さらに予想外の免疫原性などが問題となっている。
そこで、研究代表者等は、オプジーボを代替する、人工抗体タンパク質および低分子化合物の調製に取り組んだ。その結果、免疫チェックポイント阻害効果を持つ、候補薬剤の調製に成功した。

自由記述の分野

構造生物化学、計算機構造創薬

研究成果の学術的意義や社会的意義

オプジーボなどのモノクローナル抗体薬は、免疫チェックポイント阻害剤としてだけではなく、抗がん剤や、最近では、アルツハイマーの治療にも使われている。一方、モノクローナル抗体薬は、製造コストが高いため、一般に薬価は高額であり、国の健康医療保険制度に負担をかけている。
そのため、本研究で成功した手法により、モノクローナル抗体医薬品を代替できるようになれば、薬価を抑え、医療コストの抑制につながることが期待できる。これは、国の医療制度の持続可能性を高めることにつながる。

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公開日: 2025-01-30  

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