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2022 年度 研究成果報告書

皮膚の恒常性を担う酵素SASPaseによる基質プロフィラグリン認識機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06540
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関富山大学

研究代表者

帯田 孝之  富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 准教授 (30578696)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードX線結晶構造解析 / SASPase
研究成果の概要

アトピー性皮膚炎の発症要因としてフィラグリン分子の機能異常が知られている。アスパラギン酸型酵素SASPaseはプロフィラグリンを限定分解することから、その酵素活性機構について興味が持たれている。本研究では、SASPaseのX線結晶構造を決定し、続いてHPLCを用いて酵素活性を調べることに成功した。そして、SASPAseの酵素活性機構についての興味深い知見を得た。

自由記述の分野

構造生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アトピー性皮膚炎の患者数は、国内で数十万人といわれており、その生活の質の向上のために発症メカニズムの解明や治療法の開発が求められている。これまでフィラグリン分子の機能異常が発症要因として知られていたが、本研究では、SASPaseがフィラグリン分子の分解において重要な役割を果たしているという結果を得ることに成功した。このことは、社会的な意味でアトピー性皮膚炎の治療法の開発に繋がる可能性があると考えている。また、酵素SASPaseが基質を認識する機構を原子レベルで明らかにしたことから、学術的にも大変興味深い結果であると考えている。

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公開日: 2024-01-30  

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