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2022 年度 実施状況報告書

細胞内グルタミンセンサーは ”特異的で弱い結合” をどのように達成しているのか

研究課題

研究課題/領域番号 20K06555
研究機関浜松医科大学

研究代表者

谷川 美頼  浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (50553658)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードTORC1 / ラパマイシン / アミノ酸 / センサー / 栄養検知
研究実績の概要

細胞内グルタミンセンサーであるPib2は、mMレベルの高濃度グルタミン存在時にTORC1と結合しTORC1の活性化を引き起こす。シロイヌナズナにPib2の相同遺伝子FYVE1が存在することを見出し、FYVE1がPib2と同様にグルタミン応答能、TORC1活性化能を有するのかを検証するべくドイツ・コンスタンツ大学と共同研究をはじめた。これにより本課題の研究は中断している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現在シロイヌナズナのPib2相同遺伝子がPib2と同様の機能を果たすのかを検証すべくドイツコンスタンツ大学にて研究をおこなっているため本課題は中断しているため。

今後の研究の推進方策

Pib2がどのようにTORC1と結合し、TORC1がそれによりどのように構造変化し活性化するのかをPib2-TORC1キメラタンパク質のクロスリンクMS、およびクライオ電顕による構造解析により明らかにしたい。
植物FYVE1はPib2と同様の機能をもつことが示唆されている。FYVE1とPib2のキメラタンパク質を作成して酵母で発現させTORC1のグルタミン応答性の変化を観察したい。これによりグルタミン応答の閾値設定の責任配列を明らかにしたい。

次年度使用額が生じた理由

共同研究のためにドイツコンスタンツ大学に渡航中であるために本課題の研究を中断しているため。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [国際共同研究] コンスタンツ大学(ドイツ)

    • 国名
      ドイツ
    • 外国機関名
      コンスタンツ大学
  • [学会発表] 酵母グルタミンセンサーは、TORC1を直接活性化する2023

    • 著者名/発表者名
      谷川美頼
    • 学会等名
      日本農芸化学会2023年度大会
    • 招待講演
  • [学会発表] The GATOR2 activity is essential for release from the Gtr complex mediated TORC1 suppression under respiratory conditions.2022

    • 著者名/発表者名
      谷川美頼
    • 学会等名
      第45回日本分子生物学会年会
    • 招待講演

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公開日: 2023-12-25  

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