• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

核内凝集体の除去機構-核内凝集体はウイルスと同一機構によって核外へと運ばれるか?

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K06569
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

新海 陽一  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (00758378)

研究分担者 戸井 基道  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ付 (50344213)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード線虫C. elegans / 神経変性疾患 / 液-液相分離 / FGリピートタンパク質
研究成果の概要

細胞は不必要なタンパク質凝集体を除去することによって正常な細胞機能を維持している。線虫C. elegansの神経細胞核内にタンパク質凝集体を蓄積させたところ、核膜が大きく変形し、タンパク質凝集体が核外へと排出されることを見出した。そこで、近接依存性標識法により核内凝集体と相互作用する分子群を網羅的に同定し、核膜孔複合体の構成分子とよく似たFGリピートタンパク質が多く含まれることを明らかにした。FGリピートタンパク質の液液相分離の役割は、核内外輸送の選択的バリアとして知られるが、それ以外の機能はわかっていなかった。タンパク質凝集体の除去過程において、FGリピートタンパク質の機能を明らかにした。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経変性疾患の原因メカニズムの一つとして液-液相分離の破綻が注目されている。本研究では、FGリピートタンパク質の液-液相分離の細胞機能やその破綻の影響を明らかにしてきた。今後、本研究がさらに進展することによって、神経変性疾患の発症メカニズムやバイオミメティクスによる治療法の発見などが期待できる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi