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2022 年度 研究成果報告書

ヒト細胞と分裂酵母に共通する低ヘキソース環境順応メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06648
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分44010:細胞生物学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

齋藤 成昭  久留米大学, 付置研究所, 教授 (30352123)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード糖代謝 / グルコース / TORC2 / ミトコンドリア / 分裂酵母 / ヒト培養細胞
研究成果の概要

ヒトを含むほとんどすべての真核生物にとってヘキソースは主たる炭素源であるが、真核細胞を取り囲む微小環境中に常に潤沢なヘキソースが存在するとは限らない。それゆえ、真核細胞には、低ヘキソース環境に順応するための機構が備わっているものと予想される。
本研究では、真核生物が普遍的の備える「低ヘキソース環境」順応機構を明らかにするため、分裂酵母及びヒト培養細胞をモデルとして用い、そのような順応機構にかかわる遺伝子を網羅的に同定し、それらの分子機能を解析した。ミトコンドリア機能や、TORC2シグナルを介したエンドサイトーシス経路の制御が低ヘキソース環境への順応に重要であると判明した。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題で言う「低ヘキソース環境」とは、健常人の血糖値と同程度のヘキソースを含む培養環境である。それゆえ本研究は「正常血糖値レベルのヘキソースを含む体液中で、なぜヒト細胞は活動できるのか?」という問いに答える研究であると言える。本研究の成果はがんや2型糖尿病の診断や治療法の開発につながるものと期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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