研究課題/領域番号 |
20K06666
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44020:発生生物学関連
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研究機関 | 千葉大学 (2022) 東京大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
田尻 怜子 千葉大学, 大学院理学研究院, 准教授 (70462702)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 形態形成 / ECM / クチクラ / 変形 / クチクラタンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究では、モデル生物であるショウジョウバエにおいて外骨格ECM(クチクラ)の変形が変態初期の全身体形の変化を駆動することに注目し、その変形のもととなる幼虫期のクチクラの折り畳みをつくりだすクチクラタンパク質の働きを解析した。その結果、クチクラタンパク質がクチクラの中で自らの性質に従って固有の動態を示すことを見出した。さらにこの研究の過程で、変態初期に起こるクチクラの変形の機構について示唆を得た。
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自由記述の分野 |
発生生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでECMは細胞から分泌されてそこに定着するだけの受動的・静的なものとみなされてきた。しかし本研究ではクチクラタンパク質が細胞外で、分子自身の性質にもとづいてダイナミックにクチクラを折り畳むことが見えてきた。生物の形がどのようにつくられるのかという古典的な課題に対して、従来の研究では個々の細胞の動態にもとづく説明がなされてきたのに対し、本研究の成果は細胞「外」におけるECM分子の動態という新しい答えをを提示するものである。
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