研究課題
基盤研究(C)
落葉性樹木ポプラにおいて芽の休眠は秋の短日によってアブシジン酸を介して誘導されるが、根の休眠は芽とは異なり、アブシジン酸に加え、葉から根へ篩管を介して輸送されるmicroRNAによっても制御される。短日下のポプラの葉で発現量が増加し、篩管液に含まれるmicroRNAを解析し、それらの欠損変異体において根の伸長量の変化を解析した。また長日や短日における根のRNA-seqを実施し、37271遺伝子の発現動態を解析した。
植物生理学
落葉樹は冬季環境に適応するために秋に休眠に入る。芽の休眠は秋の短日によって誘導されることが知られるが、根の成長や機能がどの様に制御されているかは分かっていなかった。本研究により、葉が受けた短日の情報が根に伝わる仕組みと根の機能制御の一端が解明された。