研究課題/領域番号 |
20K06764
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
菊池 真司 千葉大学, 大学院園芸学研究院, 准教授 (80457168)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 自家不和合性 / 遺伝的組み換え / S遺伝子座 / F-box / 自他認識 |
研究実績の概要 |
自家不和合性遺伝子座における組み換え頻度を明らかにし、多数のF-box遺伝子を含む非自己認識システムの形成に至った進化プロセスを明らかにすることを本研究の目的としている。本年度は、前年度に養成したリンゴの交雑実生からのDNA抽出、アリル特異的プライマーによるF-box遺伝子の増幅を試みた。その結果、5つの交配組み合わせのいずれからも組み換えSハプロタイプをもつ実生は見つからなかった。解析数をさらに増やす必要があると考え、本年度は交配組み合わせや交配数を増やして実生の養成を試みた。ところが、交配した500花以上のほとんどで落花が起こり、果実がほとんど得られなかった。これは遅霜などの影響が考えられた。さらに収穫した果実のなかには単為結果した果実も含まれており、最終的に予定の1/10以下の数の交雑種子が得られた。得られた種子数が極端に少ないことから、次年度に予定していた交雑実生の養成とジェノタイピングは2023年度に試みることにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本年度の交配から交雑種子がほとんど得られなかったため、予定していた交雑実生のジェノタイピングが行えなかった。研究計画を1年遅らせて実施することになり、実質、当初の計画から1年遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度、実験材料である交雑実生を育成できなかったため、次年度に再度交配を行い、2023年度に2022年度に予定していたジェノタイピング実験を行う。
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