研究成果の概要 |
クロレラ・大腸菌・テトラヒメナから構成される合成生態系を作成し13年間の培養を行なった。解析の結果,以下が明らかになった. (i) クロレラには集塊を形成するタイプ(大腸菌と共生しやすい)とテトラヒメナに取り込まれやすい分散タイプが進化した, (ii) 細胞が長くなる非共生型の大腸菌が存在し,この形質の遺伝子を特定した, (iii)アミノ酸要求性の大腸菌がクロレラ集塊に入り込むことにより生存繁殖できること, (iv) 5, 6, 8, 13年培養のクロレラ分離株と祖先株の計28株の全ゲノム解読を行い,集塊形成に関与する可能性のある遺伝子群を特定した.
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