研究成果の概要 |
本研究では、ヒト特異的レトロトランスポゾンであるSVA F1がCDK5RAP2, MCT1/SLC16A1, TBC1D5遺伝子の神経系細胞における発現調節を担っていることを明らかにするため、SVA F1を両アリルで欠失させたヒトiPS細胞を神経系細胞に分化誘導した際の、ホス ト遺伝子の発現動態を野生型と比較する計画であった。現在までの研究成果として、TBC1D5遺伝子座のSVA F1において両アリル欠失株、MCT1/SLC16A1遺伝子座のSVA F1においてヘテロ欠失株をCRISPR/Cas9によるゲノム編集を用いて作成することができた。
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