研究課題/領域番号 |
20K06865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 国立遺伝学研究所 |
研究代表者 |
ZHU YAN 国立遺伝学研究所, 遺伝形質研究系, 助教 (50464235)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Metabolic pathway / Chain migration / Esrrg / termination / ATP sensor |
研究成果の概要 |
この研究の目的は、鎖状に移動するニューロンのエネルギー消費と代謝源を理解することです。マウスの前小脳ニューロンをモデルとし、RNA-seq実験から、代謝経路の切り替えがニューロンの移行に影響する可能性を仮定しました。この仮説を検証するため、エストロゲン関連受容体ガンマ(Esrrg)遺伝子をノックアウトしたマウスを作製しました。その結果、多くの前小脳ニューロンが過度に移動し、仮説を支持しました。また、蛍光ATPセンサーを使用してエネルギー状態を測定しましたが、技術的な問題により最近センサーの種類を変更し、現在テスト中です。
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自由記述の分野 |
Developmental Neurobiology
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経細胞の移動と適切な終止は神経回路の形成に重要です。従来の研究は、ガイダンス、接着、細胞骨格の観点から神経細胞の移動を理解することに焦点を当てていましたが、本研究では神経細胞の移動と代謝経路の関係に注目しました。この側面はほとんど研究されていません。私たちの結果は有望であり、将来の詳細な研究への道を開きます。また、細胞代謝は環境と密接に関連しているため、この研究は代謝障害が神経細胞の移動にどのように影響するかを理解するための基礎も提供します。
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