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2022 年度 研究成果報告書

グリア前駆細胞から放出される細胞外小胞を介した再ミエリン化の分子機構解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K06871
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46010:神経科学一般関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

小野 健治  名古屋大学, 環境医学研究所, 助教 (80329698)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード細胞外小胞 / グリア前駆細胞 / オリゴデンドロサイト / ミクログリア / オプトジェネティクス
研究成果の概要

光感受性陽イオンチャネルを発現したグリア前駆細胞を光刺激すると、オリゴデンドロサイトへ分化誘導でき、脱髄疾患を緩解できることをこれまでに見出していた。本研究では、光刺激により分化誘導したグリア前駆細胞から放出されるエクソソーム量が増大し、エクソソーム中に含まれるmiRNAなどの内容物に変化が生じることがわかった。また、ミクログリアがそのエクソソームを受容することでM1からM2へ極性転換することを明らかにした。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、脱髄疾患においてグリア前駆細胞から放出されるエクソソームが脱髄周囲のミクログリアに取り込まれることで、エクソソーム内のmiRNAを介してミクログリアの機能を調節していることが示唆された。これまでにグリア前駆細胞が放出する細胞外小胞を介した細胞間情報伝達に焦点をあてた研究はほとんどなく、脱髄疾患など中枢神経系疾患における再ミエリン化を促進する分子機構の理解や将来的な新規診断・治療法の開発に役立つと考えられた。

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公開日: 2024-01-30  

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