本研究では、大村天然化合物ライブラリーを用いて、I2020T変異Leucine-Rich Repeat Kinase 2(LRRK2)をもつ遺伝性パーキンソン病患者iPS細胞由来神経細胞に対して新規治療薬開発につながる化合物を探索した。まず、神経突起長の短縮、酸化ストレスによるアポトーシスの亢進、リン酸化Tauの増加について評価できる自動定量解析システムをIN Cell Analyzer 6000で構築した。この解析システムを用いて、1stおよび2nd screeningを行い、神経突起長の伸長効果とリン酸化Tauの抑制効果を示す化合物を60種見出した。
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