研究成果の概要 |
薬物依存性の無い鎮痛薬の創製を志向し、amidino-TAPA(ATAPA)が作用するモルヒネが作用しないμオピオイド受容体スプライスバリアント(MRP非感受性SV)作動薬の創出を試みた。ATAPAが作用するMRP非感受性SVに対するin vitro作動活性評価系の構築を試みたが、今のところ評価系の構築には至っていない。代替法として受容体結合実験の構築にも取り組み、現在、基本的な実験条件の問題点が明確化したところである。 既に見出しているリード化合物SYK-823を基に、4, 5, または6位にフェニル基を有する置換基を導入したモルヒナン化合物を設計・合成し、目標化合物候補4種を見出した。
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