• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

カルベノイド挿入反応を利用した含硫黄、窒素、酸素多環式化合物の合成法開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K06946
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

浅川 倫宏  東海大学, 海洋学部, 准教授 (80571257)

研究分担者 谷口 透  北海道大学, 先端生命科学研究院, 講師 (00587123)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードC-H挿入反応 / 全合成 / 複素環合成 / 抗ウイルス薬 / ロジウム / ポリフェノール / インドリン / ベンゾフラン
研究成果の概要

我々は、鍵となるRh(II)触媒による複素環式化合物の不斉構築法を開発し、マメ科植物から単離された抗ウイルス作用を有するソフォラフラバノンHの不斉全合成とインドリン化合物の新規構築法の開発した。ソフォラフラバノンH合成において、構造類縁体の合成にも成功し、構造活性相関研究への応用が期待できる。また、新規のインドリン骨格構築反応によって、本骨格を母核とした医薬品合成への応用が期待できる。

自由記述の分野

医薬品合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マメ科植物から単離されたソフォラフラバノンH は新しい抗ウイルス効果を持ったフラボノイドとして興味が持たれており、昨今問題となっている新しい未知のウイルスへの対抗策としてその活性メカニズムの解明が期待されている。本研究では、ソフォラフラバノンHの化学合成方を確立したことで、構造の確認とよく似た構造の化合物の合成が可能となった。これらから今後作用の発現メカニズムにつながる研究への応用が期待できる。また、同様の骨格構築法を窒素含有化合物へと応用することで、医薬品の素になる化合物の合成が容易となった。これにより、新規医薬品の開発に寄与できる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi