本研究により、Fomivirsenに対してLigase Detection Reaction(LDR)とDeoxyuridine含有プローブを用いたPCRの改変法の2つの遺伝子増幅法による測定法を開発した。特にLDRでは、簡便な操作で血清試料から0.6~160 nMのFomivirsenが測定できた。また、Nusinersenにおいても、血清試料から0.8~100 nMのNusinersenが測定できた。そして、実際にNusinersenを髄腔内投与したマウスの血漿からNusinersenを測定することもでき、LDRを用いた本測定法が核酸医薬品の体内動態の解析に応用できることが示された。
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