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2023 年度 研究成果報告書

神経発達障害に起因する精神疾患の機序解明と新規治療基盤の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07087
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47040:薬理学関連
研究機関金城学院大学 (2021-2023)
京都府立医科大学 (2020)

研究代表者

衣斐 督和  金城学院大学, 薬学部, 准教授 (10336539)

研究分担者 浅岡 希美  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90826091)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード発達障害 / 活性酸素種
研究成果の概要

自閉症様行動の発現における活性酸素産生酵素のNOX1/NADPHオキシダーゼの役割について解析を行なった。Nox1-KOと野生型マウスを比較することで、Poly(I:C) の投与による母体免疫活性化(MIA)は、仔獣でみられた社会性行動と協調運動の減少および小脳プルキンエ細胞の脱落に発達期のNox1/NADPHオキシダーゼが関与することを見出した。本研究により自閉症スペクトラム(ASD)の発症に活性酸素とその産生源NOX1/NADPHオキシダーゼの重要性が示唆された。

自由記述の分野

神経薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

精神疾患は、遺伝要因と環境要因が相互作用して発症する高次脳機能障害である。近年その罹患率は増加しており、本疾患の克服が喫緊の課題となっている。本研究により、ASDの新たな発症機序に活性酸素産生酵素のNOX1/NADPHオキシダーゼが重要であることを見出した。本研究結果は、ASDの新たな治療薬開発に基礎的知見を提供できることが示唆された。

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公開日: 2025-01-30  

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