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2022 年度 研究成果報告書

アロマセラピーの睡眠促進および睡眠異常改善効果の客観的エビデンスを確立する

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07110
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
研究機関福岡大学

研究代表者

村田 雄介  福岡大学, 薬学部, 講師 (90461508)

研究分担者 森 征慶  福岡大学, 薬学部, 助教 (00759251)
大江 賢治  福岡大学, 薬学部, 教授 (30419527)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードアロマセラピー / 精油 / 吸入曝露 / 睡眠 / ベルガモット / スイートオレンジ
研究成果の概要

本研究では、アロマセラピーで用いられる精油の吸入曝露が睡眠に及ぼす影響について、客観的、定量的に解析することを目指した。具体的には精油の吸入曝露がマウスの睡眠に及ぼす影響を脳波、または脳内の神経活動性に及ぼす影響として評価した。その結果、1)ベルガモット精油の吸入曝露により入眠潜時が短縮した。2)スイートオレンジ精油の吸入曝露は、0.25%の濃度でレム睡眠の増加と覚醒の減少、1.0%の濃度で入眠潜時の短縮をもたらした。3)いずれの精油も覚醒を司る脳領域である青斑核の神経活動性を減弱させた。本研究知見から、精油吸入の睡眠促進作用についての客観的エビデンスの一部を確立するという目標を達成した。

自由記述の分野

心身医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代のストレス社会や睡眠時間の質・量の低下という課題に対して、いわゆる健康食品をはじめとして様々な解決策が提案されている。本研究は、経験的に用いられているが科学的な根拠に欠けるアロマセラピーの睡眠促進効果について、実験データに基づく基礎的エビデンスの一端を提供するものである。今回得られた成果の活用例として、アロマセラピーを生業とするアロマセラピストのような有資格者の業が質的に保証されるほか、緩和医療や介護施設といった臨床現場でのアロマセラピー応用にもつながっていくことが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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