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2022 年度 研究成果報告書

東南アジア伝統医学の効果を科学する

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07118
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
研究機関大阪大谷大学

研究代表者

伊藤 卓也  大阪大谷大学, 薬学部, 教授 (90517484)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード薬用植物 / 伝統医学 / 生物活性 / 東南アジア
研究成果の概要

東南アジア各地の伝統医学で利用される薬用植物の効果を検証するため、生物活性の研究が実施されるようになった。東南アジア産薬用植物の効能の科学的根拠を立証するため、38種類のインドネシア産薬用植物の抽出エキスについて、抗インフルエンザ活性スクリーニングを行った。その結果、キキョウ科植物Isotoma longifloraなど3 種類の薬用植物エキスに強力な抗インフルエンザ活性が認められた。また、ミャンマー産ショウガ科植物Boesenbergia rotundaから細胞毒性を示す新規ジテルペノイドを見出した。

自由記述の分野

天然物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今日でも東南アジアをはじめ世界各地では伝統医学が治療に用いられている。近年、様々な伝統医学が世界保健機構の認定を受けて、西洋医学の代替医療として注目されている。伝統医学はその地域に根ざした文化・生活・習慣を背景に現在でも伝承されている地域遺産であり、今後も継承し続ける必要がある。しかしながら、治療効果の科学的なエビデンスは欠如しており、経験に基づいた治療が行われているのが現状である。このことから科学的エビデンスに基づいた伝統医学への転換するためにも本研究を遂行する意味がある。

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公開日: 2024-01-30  

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