東南アジア各地の伝統医学で利用される薬用植物の効果を検証するため、生物活性の研究が実施されるようになった。東南アジア産薬用植物の効能の科学的根拠を立証するため、38種類のインドネシア産薬用植物の抽出エキスについて、抗インフルエンザ活性スクリーニングを行った。その結果、キキョウ科植物Isotoma longifloraなど3 種類の薬用植物エキスに強力な抗インフルエンザ活性が認められた。また、ミャンマー産ショウガ科植物Boesenbergia rotundaから細胞毒性を示す新規ジテルペノイドを見出した。
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