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2022 年度 研究成果報告書

静脈内投与によりがん組織へsiRNAを送達するための葉酸修飾リポソーム製剤の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07142
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関星薬科大学

研究代表者

服部 喜之  星薬科大学, 薬学部, 教授 (90350222)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードsiRNA / 葉酸 / 葉酸受容体 / がん / リポソーム / リポプレックス
研究成果の概要

葉酸修飾正電荷リポソームとsiRNAの複合体(葉酸修飾リポプレックス)の血液中での安定性をPEG修飾により改善する一方、がん組織に集積後はPEG誘導体がリポプレックスから脱離し、リポプレックス表面に残された葉酸を介してがん細胞内に効率よくsiRNAを導入できる静脈内投与用の葉酸修飾リポプレックスを調製した。このリポソームを用いてがん増殖阻害効果のあるpolo-like kinase 1 (PLK1) siRNAを静脈内投与したところ肺でのsiRNAの集積量を減少ならびに担がんマウスの腫瘍にsiRNAを集積量を増加させ、その結果、抗腫瘍効果を誘導することができた。

自由記述の分野

薬剤学

研究成果の学術的意義や社会的意義

siRNAは、配列特異的に遺伝子の発現を抑制できることから、がんに対する創薬開発が期待されているが、静脈内投与でsiRNAをがんに送達することが困難であった。本研究課題で開発した葉酸修飾リポプレックスは、静脈内投与でがん組織にsiRNAを送達できることから、今後、siRNAを用いた新しいがんの治療のためのリポソーム製剤の開発につながるものと期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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