研究課題/領域番号 |
20K07166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 湘南医療大学 (2021-2023) 明治薬科大学 (2020) |
研究代表者 |
石田 洋一 湘南医療大学, 薬学部医療薬学科, 准教授 (90510454)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Prx2 / 過酸化 / 赤血球 / 睡眠時無呼吸症候群 / 過酸化 |
研究成果の概要 |
ペルオキシレドキシン2 (Prx2) は、赤血球内の酸化ストレスに対する防御に働く酸化還元酵素である。これまで、Prx2の51番目のシステイン残基がスルホン酸 (-SO3H) にまで過酸化されることを示してきたが、その臨床的意義は不明であった。そこで、慢性閉塞性肺疾患 (COPD) や睡眠時無呼吸症候群 (OSAS) などの酸化ストレス疾患を対象にして、Prx2の過酸化が診断のバイオマーカーになりうるのかどうかを検討した (検体の収集状況から、OSASの解析を進めた)。その結果、OSAS患者 (コントロールとして健常者) において、Prx2の過酸化が著しく亢進していることが示された。
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自由記述の分野 |
細胞生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、これまであまり機能解析が進んでいなかったPrx2に着目して、その臨床的な有用性を示した点にあると考えられる。今後、Prx2の過酸化型だけを検出するようなイムノアッセイ系を構築して、診断マーカーとしての有用性を示すことができれば、医療現場にも活用されることが期待されることから、その基礎段階となる本研究は、社会的意義も大きいと考えられる。
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