研究課題/領域番号 |
20K07185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
岩田 紘樹 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (50758927)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 薬局 / 薬剤師 / 健康サポート / 口腔内環境 / オーラルフレイル / 口臭 / 口腔ケア / 予防 |
研究成果の概要 |
薬局の来局者を対象に、口のささいな衰えを意味するオーラルフレイルのセルフチェックや情報提供を行う啓発イベントを実施したところ、オーラルフレイルの予防に対する意識や行動に改善がみられた。また、薬局での口臭測定に対する国民の関心度は高いことが示された。口臭成分は食事によって変動することが示されたため、今後薬局で口臭測定を実施する際は食事の影響を考慮する必要がある。一方で、薬局薬剤師は口腔トラブルや口腔ケアへの対応の自信度が低く、口腔に関する教育・研修を望んでいることを見出した。
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自由記述の分野 |
医療薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬局には国民の健康維持・増進を支援する役割が求められている。本研究より、薬局での口腔疾患の啓発イベントの効果が示されたことから、全国の薬局で同様の啓発イベントの普及が期待される。また、口臭測定への国民の関心度も確認され、今後新たに薬局での口臭測定の導入につながることが考えられる。一方で、薬局薬剤師の口腔に関する教育・研修のニーズが示されたことから、薬学生及び薬剤師に対する口腔領域の教育が整備されることが期待される。薬局薬剤師が国民の口腔の健康維持・増進に貢献することで、健康寿命の延伸につながることが考えられる。
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