• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

マイクロバイオームからひも解く難治性アトピー性皮膚炎の増悪機序の解明と疾患制御

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K07208
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関明治薬科大学

研究代表者

張 音実  明治薬科大学, 薬学部, 特任研究員 (50573466)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードマイクロバイオーム / アトピー性皮膚炎 / マラセチア
研究成果の概要

3次元ケラチノサイトモデルを用いた検討から、マラセチアはアトピー性皮膚炎の増悪にも抑制にも関与する可能性が示された。また新規に分離したDelftia属菌は、健常皮膚の主要構成菌種であるコアグラーゼ陰性ブドウ球菌の増殖を阻害することで黄色ブドウ球菌へのディスバイオーシスを誘導していると考えられた。増悪因子である黄色ブドウ球菌による炎症誘発が真菌Malasseziaにより抑制されることが明らかになった。以上、アトピー性皮膚炎の増悪機序解明と治療に対する新たな視点を提供できた。

自由記述の分野

微生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、アトピー性皮膚炎の病態におけるマイクロバイオームの役割を明らかにした。真菌マラセチアと黄色ブドウ球菌の相互作用、新たに同定されたDelftia属菌の影響、マラセチアが炎症を抑制する能力の検証は、皮膚疾患の発症・増悪機序を理解するための基盤となった。さらに、遺伝子欠損株の作製とその評価は、疾患の分子メカニズムの解明に寄与した。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi