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2022 年度 研究成果報告書

小脳失調症を示すpcdマウスの細胞種特異的機能解析とその治療法の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07242
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48010:解剖学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

周 麗  新潟大学, 研究推進機構, 特任助教 (80568410)

研究分担者 吉岡 望  新潟大学, 研究推進機構, 助教 (20708375)
竹林 浩秀  新潟大学, 医歯学系, 教授 (60353439)
中務 胞  新潟大学, 脳研究所, 助教 (60641579)
崎村 建司  新潟大学, 脳研究所, フェロー (40162325)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードNna1 / 顆粒細胞 / 自律的/非自律的な細胞死 / 脊髄
研究成果の概要

プルキンエ細胞(PC)Nna1cKOが生後4週まで細胞自律的に変性した。顆粒細胞(GC)Nna1cKOは軽度の運動学習障害が検出された。apoptosisは PC Nna1cKOとGC Nna1cKOマウスの両方の小脳GC層に存在し、細胞と非細胞自律的な死が共存することを示した。PC Nna1cKOマウスの脊髄で運動ニューロンの変性が検出されたため、PC の喪失が興奮毒性による運動ニューロンの喪失につながると示唆された。後肢の筋肉も PC Nna1 cKO マウスで萎縮と HSPB5 の上昇を発現し、PCの損失が脊髄運動ニューロンの変性や筋肉ストレスなどの二次的影響につながると示した。

自由記述の分野

神経変性疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、臨床研究では、人のNna1/CCP1の変異はpcdマウスの神経変性と類似していることが示された(EMBO J, 2018),我々が作成したPCとGCcKOマウスは細胞自律的と非細胞自律的な観点より細胞死を解明した。プルキンエ細胞が失ったらそれを中心とした神経回路上の橋核と赤核においてはc-fosの発現上昇がみられた(投稿準備中)。グルタミン酸の過剰毒性もしくはGABAの不足と示唆されている。そのために脊髄小脳変性症に治療効果が報告されたGABAアゴニストのバクロフェンを用いて発症前の2週齢と発症後3-4週齢のNna1 nullマウスの脳内に注入し運動失調に与える効果を調べる。

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公開日: 2024-01-30  

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