研究課題/領域番号 |
20K07243
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
|
研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
青戸 一司 浜松医科大学, 医学部, 助教 (60360476)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | てんかん性脳症 / ATP6V0A1 / V-ATPase / シナプス小胞 / 損傷リソソーム / CRISPR-Cas9ゲノム編集 / ヒト疾患モデルマウス / オートファジー異常 |
研究成果の概要 |
てんかん性脳症の原因遺伝子として、細胞内小胞(小胞体、シナプス小胞、リソソーム)の膜に発現し、プロトンポンプであるV-ATPaseの構成サブユニットの1つであるATP6V0A1の4変異を見出した。これらA512PとR741Q変異マウス及びノックアウトマウスを作製して解析を行い、リソソームのpH調節、細胞死制御、オートファジー、mTORシグナル制御などに関与することを明らかにした。
|
自由記述の分野 |
発生学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
てんかんは最も頻度が高い神経疾患の一つで、日本国内に人口の1%近くの約100万人の患者がいると推定される。本研究は、リソソームの膜タンパク質ATP6V0A1の変異が発達性およびてんかん性脳症と関与していることを世界で初めて明らかにした。本研究の成果は、小児難治性てんかんの病態解明に貢献し、ゲノム編集で作製した疾患モデルマウスは効果的な治療法の開発に寄与することが期待される。
|