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2022 年度 研究成果報告書

視細胞リボンシナプスの構造と機能における低分子量G蛋白質Arf6経路の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07250
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48010:解剖学関連
研究機関北里大学

研究代表者

阪上 洋行  北里大学, 医学部, 教授 (90261528)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード小胞輸送 / エンドソーム / 低分子量GTP結合タンパク質 / 発生 / 網膜 / ジストロフィン / リボンシナプス
研究成果の概要

ADPリボシル化因子6(Arf6)は、細胞膜とエンドソーム間の小胞輸送やアクチン細胞骨格の再構成を制御する主要な低分子量GTP結合タンパク質である、申請者らは、Arf6活性化制御因子であるBRAG2が網膜の視細胞リボンシナプスにおいてジストロフィン複合体と相互作用を介して局在することを見出し、BRAG2-Arf6経路が視細胞リボンシナプスの形成や維持に機能関与する可能性を明らかにしてきた。本研究は、BRAG2-Arf6経路の個体レベルでの機能を明らかにするために、ゲノム編集法を用いたBRAG2遺伝子欠損マウスの樹立を試みた。

自由記述の分野

histology

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年のエキソーム解析により、BRAG2は新たな先天性知的障害の原因遺伝子として見出された (Ansar et al., 2019)。BRAG2遺伝子変異患者は、重度の知的障害とともに低身長や視覚障害などの合併を持つ。さらに、ジストロフィンの欠損によるデュシェンヌ型筋ジストロフィー病の患者は骨格筋の主症状とともに視覚障害を持つ。BRAG2遺伝子欠損マウスの樹立と今後の機能解明により、BRAG2の神経機能解明とともにヒトBRAG2遺伝子変異や筋ジストロフィー病での視覚障害の病態の解明やその治療法の開発に繋がる可能性が期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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