研究課題/領域番号 |
20K07280
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48020:生理学関連
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
高橋 倫子 北里大学, 医学部, 教授 (60332178)
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研究分担者 |
畠山 裕康 北里大学, 医学部, 准教授 (00619067)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 内分泌 / 膵島 / インスリン / 蛍光 / 共焦点顕微鏡 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
インスリンの分泌不全は糖尿病の一成因である。膵内分泌組織では複合型開口放出が抑制されているため、分泌顆粒の動態も分泌を調節する一過程と考えられた。そこで、顆粒動態を定量するための手法を、高感度高速共焦点顕微鏡、遺伝子工学的手法、蛍光標識技術などを組み合わせて新規に構築した。細胞内シグナル伝達の調節剤や細胞骨格の存在様式が、顆粒動態に影響すること、ならびに糖尿病高脂血症を模倣する実験条件で、顆粒動態と細胞骨格の双方が変化する事実を同定した。
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自由記述の分野 |
生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インスリンは糖代謝や成長に深く関わる膵ホルモンで、その分泌不全は糖尿病の主成因の一つである。日本における糖尿病患者数は予備群を含めると2,000万人にのぼる。近年、ゲノムワイド関連解析で糖尿病の疾患感受性遺伝子が検討され、膵臓の発生や膵β細胞と関連する遺伝子領域が複数報告され、病態へ及ぼす影響が示唆される。糖尿病発症時の段階で、食後早期のインスリン分泌不足が確認される患者が多く、分泌の全貌の解明は社会的にも重要課題であり、本研究は基礎的な知見を提供し、糖尿病治療薬の開発や薬物副反応の解釈にも活用可能と考える。
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