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2022 年度 研究成果報告書

シナプス小胞の開口放出過程におけるシンタキシンの時空間ダイナミクス解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07286
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48030:薬理学関連
研究機関東京大学

研究代表者

並木 繁行  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (90452193)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードシナプス分子 / 一分子蛍光追跡技術
研究成果の概要

シナプス伝達効率の制御機構の解明にはシナプス小胞の開口放出過程を制御するシンタキシン及び関連するシナプス分子の細胞膜上での時空間ダイナミクスの理解が必要である。本研究では、蛍光再生型の蛍光標識法であるDeQODEタグ技術を用いて、シンタキシン及び、PSD-95と協調してAMAPA型受容体の局在を制御するTarp-γ8の時空間ダイナミクスを解析した。PSD-95のクラスターを形成させたCOS7細胞をモデル系とし、PSD-95クラスターとの相互作用でTarp-γ8の動きが制限されること、PSD-95クラスター上においてTarp-γ8が静止している状態と動きやすい状態を遷移しうることを明らかにした。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究はシナプス伝達効率の制御機構を解明することによって脳の機能に関する重要な知見を提供し、神経変性疾患の病態解明や治療法の開発への貢献が見込まれる。さらに、本研究の成果は神経系疾患の治療において革新的なアプローチを提供し、新たな治療戦略の開発にもつながる可能性があります。また、シナプス分子の時空間ダイナミクスに関連する特定のタンパク質や相互作用の特定により、薬物開発にも応用され、神経系疾患の治療薬の開発に寄与することが期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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