研究成果の概要 |
本研究ではforminタンパクが免疫シナプスにおいて、アクチンの再編成を介してTCRシグナルに促進的に働 くことを明らかにしてきた(Thumkeo et al., Science Advances, 2020).さらに、生理活性リン脂質LPA が抗原刺激依存的なformin分子mDia1の局在と活性化を阻害し、アクチン細胞骨格の構造に異常をきたすことを報告した(Kremer, Buser, Thumkeo et al., PNAS 2022).また、F -actinの超解像度ライブイメージングを行い、formin阻害剤に加えて、Arp2/3 阻害剤を加えた時の構造変化についても観察を行なった。
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