本研究では個体老化および加齢性疾患におけるNLKの分子機能を明らかにするとともに、NLK阻害剤の疾患・老化に対する治療効果を検討した。まずNLK機能改変動物を作製し、これらを用いてNLKの分子機能の解析をおこなった。また、加齢性疾患の一種であるポリグルタミン病におけるNLKの分子機能の解析をおこなった。さらに、NLK阻害剤の開発および、加齢性疾患モデルマウスを開発した。また、本研究で開発したin vitro kinase assay系を活用して、ヒト希少疾患に関わるキナーゼ遺伝子変異を3つ同定した。
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