本研究では神経細胞特異的Nedd4-2欠損マウス(Nedd4-2 cKO)を使ってNedd4-2がスパイン形態とシナプス可塑性に重要か検討するために研究を開始した。その結果、Nedd4-2 cKOはシナプス可塑性について興味深い表現型を示した。同定した基質タンパク質の発現量がNedd4-2 cKOで増加していることを確認している。この基質タンパク質の発現量の上昇がシナプス可塑性の表現型の原因であることを明らかにした。また、Nedd4-2 cKOでシナプス構成タンパク質の微細局在とシナプス微細形態がどのように変化しているか検討するための超解像顕微鏡技術を立ち上げた。
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