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2022 年度 研究成果報告書

ユビキチン化によるスパイン形成とシナプス可塑性の制御機構解明;認知症改善を目標に

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07334
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関群馬大学 (2021-2022)
公益財団法人神戸医療産業都市推進機構 (2020)

研究代表者

川辺 浩志  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00582454)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードユビキチン化 / 超解像顕微鏡
研究成果の概要

本研究では神経細胞特異的Nedd4-2欠損マウス(Nedd4-2 cKO)を使ってNedd4-2がスパイン形態とシナプス可塑性に重要か検討するために研究を開始した。その結果、Nedd4-2 cKOはシナプス可塑性について興味深い表現型を示した。同定した基質タンパク質の発現量がNedd4-2 cKOで増加していることを確認している。この基質タンパク質の発現量の上昇がシナプス可塑性の表現型の原因であることを明らかにした。また、Nedd4-2 cKOでシナプス構成タンパク質の微細局在とシナプス微細形態がどのように変化しているか検討するための超解像顕微鏡技術を立ち上げた。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

神経科学研究の領域で、特異的ユビキチン化の意義は神経変性疾患を中心に研究されてきた。この研究分野において日本は世界をリードしている。一方で、神経細胞の正常な機能、特にシナプスにおける機能における特異的ユビキチン化の意義はほとんど研究されてこなかった。本研究では未知な部分が多いシナプス可塑性の制御における特異的ユビキチン化の役割を世界に先駆けて明らかにした。この成果は記憶のメカニズムが明らかになるだけでなく、Nedd4-2による基質タンパク質のユビキチン化を制御することで認知症の治療法の開発へと発展する可能性が期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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