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2023 年度 研究成果報告書

がん細胞のリボソーム構成タンパク質の発現解析と転写後調節への関与

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07336
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49010:病態医化学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

松下 一之  千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (90344994)

研究分担者 澤井 摂  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (10400962)
石毛 崇之  千葉大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (30757315)
木村 明佐子  国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 講師 (40727939)
西村 基  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (80400969)
星野 忠次  千葉大学, 大学院薬学研究院, 准教授 (90257220)
北村 浩一  千葉大学, 医学部附属病院, 臨床検査技師 (90842881)
小林 崇平  国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 講師 (90846940)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードがん / mRNA / rRNA / 発現亢進 / バイオマーカー / 質量分析 / NGS
研究成果の概要

癌では核内遺伝子のmRNAの転写ともにリボソームRNA(rRNA)の発現も亢進している。癌におけるmRNAとrRNAの発現亢進メカニズムに共通する経路を調べた。FIR(Far-upstream element-binding protein-interacting repressor)(別名PUF60)と相互作用するタンパク質群にrRNA,スプライシング因子(hnRNPs), mRNA結合タンパク質が多いことを報告してきた。FIRとそのスプライシングバリアントFIRΔexon2(癌で高発現している)がmRNAとrRNAを同時に発現調節していることを明らかにすることを目的とした。

自由記述の分野

臨床検査医学、ゲノム医療、遺伝医療、がんの分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的であるがん細胞におけるmRNAとrRNAの亢進機序の解明、特に共通経路の存在について研究はほとんど行われていない。そのため、本研究は学術的独自性と創造性が極めて高いと考えている。疾患における診断や治療標的となるバイオマーカー探索は世界中で競争が激しい。一方、リボソームタンパク質に注目したバイオマーカーはほとんど報告されていない。その理由は質量分析による詳細な検討が最近まで行われてこなかったことが一因である。さらには、臨床検体を用いたリボソームタンパク質などのRNAの転写後調節に関わるタンパク質は数百におよび解析が困難である。本研究の視点により、新しい学術領域が広がると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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