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2022 年度 研究成果報告書

ATP産生制御因子の安定化によるミトコンドリア病の新規治療薬開発に向けた基盤研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07338
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49010:病態医化学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

加藤 久和  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30589312)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードミトコンドリア病 / ATP / タンパク質分解 / ミトコンドリア
研究成果の概要

研究代表者らは、ATP産生制御因子G0S2のタンパク質分解を阻害することでATP産生を増強させる化合物、ATP合成酵素活性化剤を同定した。本化合物の作用機序およびミトコンドリア病の治療薬としての妥当性を検証した。本化合物がG0S2の1か所のアミノ酸に共有結合することを明らかにし、その分解阻害機序の一端を解明した。ミトコンドリア病患者細胞にG0S2が発現することを見出し、ミトコンドリア病への治療介入の可能性を見出した。構造展開によりin vivo投与可能な化合物の開発に成功し、今後は患者細胞での本化合物による治療効果および既に保有・飼育中の動物モデルへの投与を進めていく。

自由記述の分野

分子心臓学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ミトコンドリア病は、ミトコンドリアATP合成の低下により細胞死を引き起こし様々な臓器機能の低下を引き起こす希少疾患である。ミトコンドリア病の本質的な治療薬は未だ開発されていない。本研究で明らかにしたATP合成酵素活性化剤は、直接的に細胞内ATPを増産できる点において、画期的なミトコンドリア病の治療薬開発につながることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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