研究課題/領域番号 |
20K07362
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49010:病態医化学関連
|
研究機関 | 群馬大学 (2021-2022) 東京女子医科大学 (2020) |
研究代表者 |
三好 悟一 群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (20519326)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 自閉スペクトラム症 / 抑制回路発達 / 神経発達障害 / 生後発達 |
研究成果の概要 |
本研究では最先端の遺伝学手法を駆使し、マウスにおいてもヒトと同様にFoxG1増加・減少いずれのケースも自閉症様表現型である社会性行動の異常や、ガンマ脳波減衰が再現されることを確認した。特発性自閉スペクトラムへのFOXG1の関与を明らかにするため、時期特異的なFoxG1発現操作を発達期に実施することで、発症を左右する臨界期が生後2週目に形成され、抑制回路の発達および社会性の形成が促進されることを明らかにした。抑制系への介入操作によって、自閉症モデル動物の表現型が正常化し治療回復することや、逆にさらなる悪化も起きることを明らかにした。
|
自由記述の分野 |
抑制回路発達と発達障害
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症モデル動物において、発達期脳内回路にどのような変化が生じることが要因となり発症や治療が進むのかを解明することは、自閉スペクトラム症研究のブレイクスルーになると考えられる。
|