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2022 年度 研究成果報告書

ProteomeとLipidomeを組み合わせたアミロイド沈着機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07389
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関日本医科大学

研究代表者

堂本 裕加子 (新谷裕加子)  日本医科大学, 医学部, 准教授 (30596961)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードアミロイド / プロテオーム / 心血管病理
研究成果の概要

アミロイドーシスは、生体内に存在するアミロイド前駆蛋白質(APP)が不溶性のアミロイド線維を形成し細胞基質に沈着する疾患である。現在、APPは40種類以上報告されているが、沈着機序については明らかになっていないことが多い。申請者は液体クロマトグラフィー質量分析法とイメージング質量分析法を用いて、APPのうち頻度の高いSerum Amyloid AとTransthyretinに由来するペプチド鎖の生体内での存在比や組織内分布についての報告を行った。今後は背景組織における内因性プロテアーゼに着目し、研究を行っていく。

自由記述の分野

アミロイドーシス

研究成果の学術的意義や社会的意義

申請者らは、診断のための病理検査に伴って得られるヒトのホルマリン固定パラフィン包埋(FFPE)検体を用いて、複数の質量分析法を行い、トリプシン消化ペプチド鎖の組織内分布を示すことでアミロイド線維形成と内因性プロテアーゼに関する考察を報告した。
FFPE検体は非侵襲的な方法で得られ、また、各施設において長期保存されているため、希少例が多く含まれている。したがって、FFPE検体を用いて、疾患病態の解明に取り組む試みはアミロイドーシスに限らず他の多くの疾患に応用可能であり、病理検体を用いる全ての研究者にとって有益な研究となり得る。

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公開日: 2024-01-30  

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