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2022 年度 研究成果報告書

新規LXR刺激物質を用いた肝臓免疫細胞の機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07438
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛

研究代表者

中島 弘幸  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 准教授 (10574064)

研究分担者 木下 学  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 教授 (70531391)
中島 正裕  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 助教 (70738103)
関 修司  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 免疫・微生物学, 教授 (80531392)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードLXR / Kupffer細胞 / 非アルコール性脂肪性肝炎 / 自然免疫
研究成果の概要

新規LXR刺激物質、SH42は中間代謝物デスモステロールを介してLXR刺激作用があるため、免疫抑制作用が期待される。このメカニズムを利用し非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)モデルマウスの病態抑制効果を検証した。SH42投与群では肝Kupffer細胞や炎症性モノサイトの機能を抑制し、病態を著しく改善した。この成果は令和05年度にEMBO Molecular Medicine誌に掲載された(https://doi.org/10.15252/emmm.202216845)。また、実験方法は研究期間中に肝臓や腎臓の免疫機能に関する研究に応用され、成果を様々な分野の医学雑誌に掲載した。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は現在罹患率が上昇している疾患であり、様々な治療法が模索されている。余剰コレステロールを検知するレセプターLXRを刺激して、炎症反応を抑制することが期待されている。しかしながら、同時に脂質生成を亢進させるなどの副作用を伴うことが多く、実際の治療に生かすことが出来なかった。 新規LXR刺激物質SH42は脂質代謝に影響を与えることなくLXRを刺激することが可能であり、脂肪沈着と炎症反応の両者を抑制し病態を改善した。今回の研究はオランダ王国ライデン大学医療センターのチームと共に研究を行い、その成果を公開した。NASHの治療に新たな展望を見出すことが出来た。

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公開日: 2024-01-30  

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