研究実績の概要 |
本研究ではまず、新たなリクルート因子候補として同定済みの2つの遺伝子産物が実際にリクルートに関与していることを、リバースジェネティクス的手法を用いて明らかにする。これらの遺伝子は原虫の増殖に必須であることが示唆されているので、CRISPR/CAS9系(mBio (2014), PLoS ONE (2014))を用いたノックアウト原虫の作製が不可能である可能性が高いものと思われた。実際にCRISPR/CAS9系および古典的な相同組み換えの系の2つの方法を用いてノックアウトを試みたが、いずれの方法でもノックアウト株は確立できなかった。現在、Auxin inducible degron (AID)を用いたコンディショナルノックアウトの系を用いて機能解析を継続中である。
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