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2023 年度 研究成果報告書

トキソプラズマ感染成立に必須なリクルートソームの全貌の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K07472
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49040:寄生虫学関連
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

永宗 喜三郎  国立感染症研究所, 寄生動物部, 室長 (90314418)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードトキソプラズマ / 細胞内寄生 / ミトコンドリア
研究成果の概要

本研究では、新たなリクルート因子候補として新たに6つの遺伝子を同定した。これらのうちの幾つかは原虫の増殖に必須であることが示唆されたので、CRISPR/CAS9系を用いたノックアウト原虫の作製が不可能である可能性が高いものと思われた。実際に先行して2つの遺伝子をCRISPR/CAS9系および古典的な相同組み換えの系の2つの方法を用いたノックアウトを試みたが、いずれの方法を用いてもノックアウト株は確立できなかった。現在、Auxin inducible degron (AID)を用いたコンディショナルノックアウトの系を用いて機能解析を継続中である。

自由記述の分野

分子寄生虫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

トキソプラズマが宿主のオルガネラをリクルートしているという事実は形態学的によく知られた事実であるが、そのリクルートを行う機序や、何故リクルートするのかについてはほとんど何も分かっていない。本研究で得られつつある成果は、トキソプラズマがどのように宿主の細胞小器官を移動させているのか、また感染細胞内でエネルギーや必要な栄養分をどのようにして入手しているのかという感染の一番基本的な部分の理解につながるものと思われる。また、これらの知見は将来的には有効な抗アピコンプレクス門原虫薬開発への足がかりとなることが期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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